「仲家(なかや)」は、豊洲市場で1、2を争うほどの行列ができる海鮮丼専門店。何故こんなに人気なのか。他の海鮮丼店に比べ、価格が安いのがウケているのか?その人気の秘訣を探るべく、1時間も列に並び海鮮丼を味わってみました。その味はなんと・・・!
仲家(なかや)- 豊洲市場
★★★☆☆3.7 ■予算(昼):¥1200~¥2500
概要
豊洲市場の中で最も飲食店が多い「水産仲卸棟」は、多種多様なお店が集まっていることもあり、非常に混雑しやすいエリアですが、中でも「仲家」の行列の長さは群を抜いています。平日のお昼時でも40名前後(50分待ち)、休日は100名弱(2時間待ち)の列ができることもあり、気になるお店の一つでした。
特徴としては、通常の丼物メニューをトッピングでアレンジできるところですね。丼はお安めで、トッピングもリーズナブル。良き。
受付終了時に列の最後に並ぶと「終了案内」を持たされる羽目になりますが、代わりにおまけをしてくれるので、ウキウキしながら待ちましょう。
人気の秘訣は安さではなく味だった
仲家は豊洲市場にある海鮮丼専門店3店の中で最も価格帯が安いお店なので安さが人気の秘訣かと思ってましたが、違いました。安さ以上に味!味!味がいい!!
こちらは2,000円の「とろ、うに、なかおち丼」ですが、ネタもさることながら、ご飯が素晴らしい。まず、酢の加減が絶妙。また、ネタが温まらないように、でも冷たすぎないように計算された適度なご飯の温度。なかなか出会えないレベルですね。ネタももちろん良い。ウニはほのかな苦味は感じるものの、それに勝る甘みがたっぷりで美味しいですね。
単品のカキフライ(1,200円)も、大ぶりでプリプリした身はクリーミー。
こちらは自分の好みをふんだんに乗せた、名付けて「幸せ丼」。通常メニューの「かに四種丼(2,000円)」に中トロ2枚、なかおち、ウニをトッピング。このトッピングボリュームでも3,550円ですし、自分が好きなネタだけを集約させているので当然美味い。超ハイコスパ!!
まぐろのほっぺの龍田揚げ(500円)もあります。不味くはないし平均点は超えてますが、これはもういいかな。
アサリ佃煮も最高なので是非行ってみて
丼物、定食メニューのどちらにも付いてくる「アサリ佃煮」が最高のアクセントになります。こんな美味しいものが付いてくるところは、豊洲市場では他にはないぜ・・他にはお味噌汁が付きます。今回は出汁がきいた海苔椀でした。
仲家は列が長すぎるので躊躇してましたが、並ぶ価値のある良店でした。なかなか美味しい海鮮丼には出会えないこともあり、感動もひとしお。最高に美味しかった。ただ、非常に味が良いお店ではあるが惜しむらくは「お茶」がないこと。水オンリーです。海鮮食べた後は暖かいお茶でほっこりしたいですし、寒い日に水だけだと震えてしまうよ・・。
ざっくり店舗情報
店名(電話番号)
仲家 - なかや(0366360211)
営業時間
月~土 5:00~14:00 ※ 祝日、豊洲市場の閉場日はお休み
地図
東京都江東区豊洲6-5-1水産仲卸棟3階