下関は瓦の上で焼いたそばを汁に付けて食べる「瓦そば」発祥の地。友人の案内で、元祖瓦そば「たかせ」へ。下関の瓦そば店は「お多福く」が有名とのことですが、元々うなぎ屋さんだった「たかせ」が瓦そばを考案したとのこと。発祥のお店で初体験です。
元祖瓦そば・たかせ本館 - 下関/川棚温泉
★★★☆☆3.7 ■予算(昼):¥2000~¥3000
概要
「瓦そば」は下関や博多近辺のお店でメニュー化されていることがあるんですが、発祥は下関市の川棚温泉にある「たかせ」さん。やり手の社長さんが売り上げを伸ばすために考案し大ヒットしたんだとか。(友人談)
お店は、下関から車で1時間ほどの地点にあります。博多からだと高速バスで下関まで1時間なので、合計2時間くらい。
着いたのはちょうど12時くらい。平日にも関わらず、待ち人数はなんと70名!!アクセスが良いとは言えない立地でこの人数を集めるお店に、自ずと期待が高まります。
お店の入口からして、美味しそうな雰囲気が漂ってくる・・
お庭には池。元気が良いコイがバシャバシャと飛び跳ねる。
お店の建物は「本館」「東本館」「南本館」と3つあり、いったいどれが真の本館なんだと疑問が沸き起こりますが、「本館」が本館だそうで。本館が一番味が良いとのことなので、初見の方は本館に行くのが良さそう。
たかせ本館の食事メニュー
メニューとしては瓦そば、鰻メニューが数種類、天ぷらなどがありますが、お店の推しは「瓦そば 1,100円」+「うなめし 2,200円」の欲張りセットとのことで、その提案に乗ってみることに。
まずは瓦そば!熱した瓦の上に茶そばをガッツリ乗せ、さらに錦糸卵、牛肉、海苔、そして輪切りのレモン。注文して2、3分ほどで出てきました。早い!
横からもパシャリ。瓦のアーチが素晴らしいですね。このアーチのおかげで、油断すると卵やら肉やらがテーブルに転げ落ちる。ガッデム!
そしてそばのつけ汁。中にもみじおろしとレモンを入れます。
焼きそばのような味わい・食感をイメージしてましたが、全然違う。京都の高級宇治抹茶が練りこまれた蕎麦は香りが高く、300度に熱せられた瓦で焼くことによりさらに香ばしさが立ってます。つけ汁は爽快であっさりな味わい。茶そばは食感が軽く、箸がどんどん進む。今まで食べたことがない味わいで、期待を遥かに上回った・・!!おいしー(*ノωノ)
続いて、うなめし。小ぶりなおひつだったので、瓦そばと合わせるとちょうど良いボリューム感。鰻のタレはやや甘めですね。
うなめしは、ひつまぶしスタイルでいただく。
正直、「うなめし」は普通の味だったので頼まなくても良かったかなと思いましたが、一方で「瓦そば」は期待を良い意味で裏切り、ここまで長時間かけて来た甲斐があったと思えるほどの衝撃。
お土産も買っちゃった。家で瓦そばしちゃう。
アクセスが悪いので気軽に行けるところではないですが、行く価値が十分にあるお店です。元祖瓦そば「たかせ」さん。是非、本館に行ってみてください。
ざっくり店舗情報
店名(電話番号)
元祖瓦そば・たかせ本館 - かわらそばたかせ(0837722680)
地図
山口県下関市豊浦町大字川棚町5437